松浦純菜の静かな世界 (講談社ノベルス)ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)鏡姉妹の飛ぶ教室 (講談社ノベルス)

今月発売の講談社ノベルスの内、メ賞系の四作品を読み終えました。

浦賀和宏の「松浦純菜の静かな生活」が一番楽しかった。近年の、過剰にM・ナイト・シャマランをリスペクトした一連の作品には食傷気味だったのですが、本作の「社会を逆恨みしている」DQN厨房な主人公におかえりなさい。ところで、文中に「メデューサ」がどうこうという一文から、あのマンガを連想して彼女の秘密も薄々感づきました。

西尾維新の「ネコソギラジカル 上」もサクサク楽しんで読めたのだが、この値段でこの内容は高いと思った。世界をかけて戦ってるはずなのに小競り合いっぽい。

佐藤友哉の「鏡姉妹の飛ぶ教室」はネット連載時に読んでたのでパラパラと斜め読みでした。

北山猛邦の「『ギロチン城』殺人事件」を読んでて気になったのは、探偵の名前が「幕辺(まくべ)ナコ」という変な名前なんですが、これはガンダムの「マ・クベ」を連想しちゃって良いのでしょうか?前作のタイトル「『アリス・ミラー城』殺人事件」のタイトルから「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に出てくる連邦軍の情報部士官アリス・ミラー少佐をも連想しても良いのでしょうか?単純に「ギロチン」から「Vガンダム」のザンスカール帝国を連想しちゃうのは穿ちすぎでしょうか?