俺と悪魔のブルーズ

俺と悪魔のブルーズ(1) (アフタヌーンKC)

まじんコにスゴイ。悪魔に魂を売った実在のブルースマン、ロバート・ジョンソンがモデルの物語。連載時にクロスロードの描写に震えたのですが、やっぱあの描き方は凄い。アゴゲンでも時々凄い画を描くと思ってたら、シリアス物の本作でその力量が炸裂。

二章からボニー&クライド編なのですが、ボニクラには思い出が。中学生の頃に読んだ本でタイトルは忘れましたが、「ボニー＆クライド」の大全集とも言うべき本で、史実を検証したり古今東西の文献や映像化作品のデータが載ってたりとムムムと唸らせる本がありました。その中にボニー＆クライドのポルノがあると書かれててバカだなーと思い、日本未公開だから、そんなの生涯見ることはないだろうと思ってました。

数年後、シドニー。高校の修学旅行でオーストラリアに行ったのですが、夜は寝るどころか毎晩女子の部屋でウィンクキラーや王様ゲームに興じてました。シドニー泊の夜、いい加減疲れて皆でダラダラとテレビを見てたのですが、誰が言い出したのかアダルトチャンネルを見る事になりました。洋物特有のムーディーな音楽が流れるポルノはオーイェス！あのボニー＆クライドのじゃないですか！話もつまらなく、エッチシーンもソフトだったので飽きた友達から寝ていったのですが、僕と女子の一人だけは最後まで見てました。どうでもいい映画ですが、変なトコで見ることが出来て感慨深かったです。

俺たちに明日はない [DVD]