ナツミの妹が案の定なわけだ3。

「自分へのご褒美」って、こういう売りつける詐欺師がよく使う方便っすよね。
ボクはナツミの話をききつつ、デート商法や解約について調べたり消費者センターの場所を探したりしてました。
デート商法って「20歳過ぎの人」がターゲットで、今年成人式を迎えたユミちゃんはまさに当たってます。


さて、今日。
ユミちゃんは欠勤。母は消費者センターに相談に。
消費者センターでネックレスを相談員に見せたところ、失笑されたそうです。
やはり、「本人の意思」がなければ解約させる事は難しいそうです。


本人に詐欺にあったと自覚させ、解約を促すにはどうしたらいいのかというのがナツミとボクとの議題だったのですが、ボクが主張にするのは53万円のネックレスにその価値がない事をハッキリさせそんなものを5年間も払い続ける事の意義を問わせればいい。その為にちゃんとした所で鑑定書を作ってもらう。ってのです。ユミちゃんは「鑑別書」ってのは持ってるらしいですが、鑑別書って「何の石ですよ」って書いてあるだけの無価値なものらしいっす。


あとは、父親を無断で保証人にしてローンが通ってるわけですが、そんな事ができるオリコってなんなんすかね。
お父さんはいつもは優しいけど、こんな事がバレたら死ぬほど怖い人らしいですよ。ボクは父親にもちゃんと言ったほうがいいと主張したのですが、仕事が大変な時期らしくそんな事はできないと母親に言われたそうです。
しかし、「父親が死ぬほど怖い」ってのはポイントらしく、「解約すればお父さんには黙っとく。しなければ言う」ってのを軸に交渉をし、現時点でユミちゃんは部屋に篭って考え中らしいっす。


さて、次項でいよいよ悪徳会社の名前を公表したいと思います。