映画「シティ・オブ・ゴッド」(原題:Cidade de Deus)は大傑作でした。
「神の街」と皮肉な名前がついたブラジルの最貧民街を舞台に、
カメラマンを夢見る黒人の少年が見続けたギャングの抗争年代記です。
監督のフェルナンド・メイレレス(Fernando Meirelles)は、この作品が長編デビューとの事ですが、すげぇ力量です。今後が楽しみです。
ところで、この映画に関しては「映画秘宝」42号が
「ブラジル版"仁義なき戦い”『COG』を見逃すな!」

と、特集を組んでるんですが、ライターのギンティ小林の文章は相変わらず酷かったです。
編集部による監督へのインタビューに
「僕らがシンパシーを抱いたキャラクターはリトル・ゼだったんですが・・・・・・」
という文章もありますが、これも少し首を傾げました。
少なくとも僕はこれっぽっちもシンパシーなんて感じませんでした。
「映画は大得意、でも女の子は苦手な童貞オタク」って映画秘宝でお馴染みの設定と、リトル・ゼの「ギャング仕事は得意、でも女の子は苦手」なキャラと被せてるんだったらお門違いかと。
映画秘宝は、そろそろそういう童貞を売りにしたり、
深作深作千葉ちゃん千葉ちゃんと馬鹿の一つ覚えのようなネタを繰り返す事から一皮むけてほしいと思います。