2007年7月30日 プロポーズ

僕は指輪を取り出しました。ハートをあしらったデザインで、内側には「* U to M *」とあり、*の部分に互いの誕生石を埋め込んである婚約指輪です。

彼女の手を取ると、ゆっくり指に嵌めました。その瞬間までプロポーズの言葉は考えてなくアドリブで心に浮かんだ事を言おうと思っていました。
自然と心から言葉が出てきました。

「今日は雨だけどさ、すごい夜景が見えるよね。これはサ、この明かりの数だけ人や家族が住んでるって事だよね。

僕はこの人々の中で面白ランキングの上位に入れて、君をイッパイ笑わせられる自信がある。もしかしたらトップかもしれない。

笑えるってさ、多分幸せな事だと思うよ。だから、君をイッパイ幸せにするよ。」

彼女は鼻をすすって、少し泣いて、そして微笑んだ。